日本労働者安全衛生推進教育会 一般財団法人

JWSEA.org 労務災害予防は知識です。

車両系建設機械(解体用)運転技能講習(11月初旬開講予定)

資格の区分

機体質量が3トン以上の車両系建設機械(解体用)の運転 (道路上の走行を除く)

機体質量が3トン未満はこちら

車両系建設機械(解体用)とは、労働安全衛生法施行令第20条第12号の別表7第6号に掲げる建設機械で、動力を用い、かつ、不特定の場所に自走できるものをいいます。

車両系建設機械は

①整地・運搬・積込み用(ブルドーザー、トラクターショベルなど)
②掘削用機械(ドラグショベルなど)
③基礎工事用機械(くい打機、くい抜機など)
④締固め用機械(ローラー)
⑤コンクリート打設用機械(コンクリートポンプ車)
⑥解体用機械(ブレーカーなど)

に分類されており、これらの機械のうち⑥の運転業務には、車両系建設機械(解体用)技能講習を修了した者でなければ業務に就かせてはならないと定められています。

解体用機械の多くは、ショベル系建設機械に分類されるドラグショベル(油圧式ショベル)のバケットを解体用の作業装置(アタッチメント)に換えることにより解体用機械になります。

鉄筋コンクリート造の建築物には、油圧または空気圧で駆動する打撃式破砕具(ブレーカーユニット)、油圧で駆動するハサミ状のアタッチメントでコンクリート構造物を押し砕くコンクリート圧砕機が使用され、また、鉄骨などを切断するための、油圧で駆動するハサミ状の鉄骨切断機などが使用されます。木造家屋などの解体には、油圧で駆動するつかみ具をアタッチメントとして装着した解体用つかみ機が使用されます。

※上記の業務に従事する際は技能講習修了証などの携帯が義務付けられています。
※機体質量が3トン未満であれば小型車両系建設機械(解体用)運転特別教育修了者も運転業務に就くことができます。

主な機器の種類

  • 解体用つかみ機鉄骨切断機
  • コンクリート圧砕機ブレーカー
  • 解体用つかみ機鉄骨切断機
  • コンクリート圧砕機ブレーカー

鉄骨切断機/コンクリート圧砕機/解体用つかみ機/ブレーカー など

講習内容

コース時間受講資格
A38時間特になし
B5時間つぎのいずれかに該当する方車両系建設機械(整地等)運転技能講習修了者建設機械施工管理技術検定1級合格者でショベル系またはトラクター系操作施工法を選択した方建設機械施工管理技術検定2級で第1種、3種または第2種に該当するものに合格した方

種別科目時間コース
AB
学科走行に関する装置の構造及び取扱いの方法に関する知識4時間免除
作業に関する装置の構造、取扱い及び作業方法に関する知識5時間2
運転に必要な一般的事項に関する知識3時間0.5
関係法令1時間0.5
実技走行の操作20時間免除
作業のための装置の操作及び合図5時間2
合計38時間5時間38時間